LONG ENGINEER BOOTS / ロングエンジニアブーツ

ロアーズオリジナルから「LONG ENGINEER BOOTS(ロングエンジニアブーツ)」の御紹介です。

ついにやりましたっ！
ロングエンジニアブーツ・・・約７年ぶりの発売です。
７年前ロングエンジニアブーツが作れなくなって、でもまた作りたくて、自分への戒めのようにいつでも目に付くようにとショッピングページから消さずに残し続けました。
始めはロングエンジニアブーツの再販のお問い合わせも多く、お客様から再販期待しています！と檄を頂いておりましたが・・・しかし７年も経てば少しづつ忘れ去られ・・・
最後は意地になり、発売へコツコツ進めて来ました（涙）。
すみません・・もうこれ以上は言いません（笑）。

改めましてロングエンジニアブーツの発売です！
まずは最大の特徴、ブーツのシャフト（筒の部分）が細くて長いです。
このブーツが作れなかった最大の理由はここです（笑）。
ファスナーを付けずにシャフト部分を細く長く仕上げるために縫えるミシンが制限されてきました。
どうしてもファスナーを使わずシャフト部分が細くてロングなエンジニアブーツが欲しくて作りました。

ソールの取り付けは「ブラックラピド製法」で作って頂きました。
ブラックラピド製法とはグットイヤーウエルト製法とマッケイ製法を組み合わせた製法です。
ここで製法について長々書くのも何なので興味湧いた方はネットで調べてみてください。
確実に言える事は、丈夫で恰好良く仕上げて頂きました。ありがとうございました。

つま先には安全靴等に入っているような鉄のカップ等は入っていません。硬くした芯材で足先を包んでいます。この方法によりロングエンジニアブーツは見た目より重くありません。

レザーは牛革の茶芯をこのブーツに合わせて作りました。
茶芯とは茶色に染色されたレザーの表面に黒の顔料が乗っているレザーです。
昔のアメリカ製のブーツに見られるレザーです。
ブーツを使って行くと当たりの出た部分が、黒の顔料が薄れ茶色に変化して行きます。
それを楽しむブーツです。
よって、経年変化の苦手な方には向いていないブーツです。
さらにレザーも硬いです。
頑張って履いて頂き、徐々に徐々に自分に近づけて行くブーツです。
ちょっと現代風ではないですよね（笑）
でも、チャレンジしがいはあります。
育てて頂ければ、めちゃめちゃカッコイイ・一生物のブーツに仕上がります。

レザーの厚みは2.4mmの牛革を使用しています。
張りがあり硬いですが徐々に馴染ませるには最適な厚さです。
裏地は付いていません。アメリカ製エンジニアブーツと同じ製法で裏地は付けず、革の床面を黒い顔料で塗っています。
よって、白い靴下は黒くなります。すみません。（昔に経験済みの人も多いと思いますがｗ）

ソールはイングランド製の「RIDGEWAY（リッジウェイ）」ソールを使用しています。
リッジウェイソールはグリップ力が高く、クッション性に優れたソールです。
ですが・・・初めは新品カチカチのロングエンジニアブーツとまだ馴染んでいない新品のソールの組み合わせなので正直最初は履き難いです。
しかし、馴染めば馴染むほどこのソールいいなぁ・・・と思って頂けると思います。
ソールの交換は可能です。交換はロアーズオリジナルでも可能ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。

ブーツのサイズ展開は25・26・27・28センチ展開です。ロアーズオリジナルブーツのサイズ感は一般のサイズ感に比べ少し大きく感じると思います。大きく感じられる方はインナーソールを追加されるか靴下の厚み等で調整頂く事もおすすめしています。

説明に熱がこもってしまいましたがご理解頂けたでしょうか。こちらもかなり疲れました（笑）
ロングエンジニアブーツに関して解らない事がありましたら遠慮なくロアーズオリジナルまでお問い合わせください。

そして！（まだあるのか！）
ロングエンジニアブーツは店頭のみの発売とさせて頂きます。いつも通販ご利用の皆様すみません。
なぜなら・・・サイズ感から履き心地までかなり厄介な商品だからです。
店頭でサイズを試して頂き納得して購入頂きたいと考えております。

では、興味のある方は是非お待ちしております！

ROARS ORIGINAL　　高橋　生児